昨日、司法試験の合格発表がありました。

合格者は2102人。
去年と比べて39人増えました。
合格率は25.1%で、5年連続で更新していた
過去最低合格率がようやく止まりました。

合格率約80%を謳ったロースクール制度の
大改革から何年経ったのでしょうか。

成果がでるまで、10年は見て欲しいといっていた
一連の司法制度改革の中心だった学者先生も
さぞ渋い顔されているでしょうね。。

弁護士過剰が言われている中、
2000の合格者というのは、
まだまだ全然多いと思うんですけど・・

それでもこのくらいの人数をキープするのは
やはり巨額の税金を投入した
ロースクール制度をなんとしても
守りたいというのがあるんでしょう。

裏ではおそらく学者の予備校嫌い
昔のように予備校が大手を振る時代には
戻したくないという意地もあるんでしょう^^

しかし出願者数が5万人もいた平成15年に比べ、
今は9000人にまで落ち込んでいます。

また、適性試験(法科大学院の入学判定のために、
入学志願者の法科大学院における教育に不可欠な
基礎学力をはかるための共通試験)
これも当初は2万にもいたのに今では5000程度です。

ここまで落ち込んだのは、
就職難に代表されるように
弁護士という職業に魅力がなくなったというのが有ると思います。
あと、なんといっても学費がかかりすぎ
もう高いのなんのって。。。

もうそろそろ意地をはらず
国籍、年齢、性別など一切関係なく
世界一平等だった試験制度である
昔の司法試験に戻したらいかがでしょうか?

もっとも、今はロースール経由でなくとも
予備試験という制度があるので
こちら経由で合格することは可能になっています。

今年はその予備試験組が初めて
司法試験を受験する年で注目だったんですよね。
その法科大学院を修了しなくても受験資格が得られる
予備試験を通過した受験生の合格率はなんと68・23%!!

すごいですね。
20代だとほぼ全員合格したようです(*_*)

もうこうなってくると
ほんとロースクールなんて行ってる場合じゃないですよね
ココ数年で間違いなく予備校いって、予備試験ルートから
司法試験合格という流れが一般的になるでしょうね。

受験する人は
がんばってください。
陰ながら応援してます。